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鐘楼改修

寺社建築

鐘楼の改修工事です。
出張先から木下大工と髙木君がさらに出張して作業してきました。

メインの作業は、鐘楼堂の持ち上げです。(^^♪
何故このような作業を行っているかと言うと、地盤が傾き鐘楼堂が少し傾いていたので傾きを修正する為に
持ち上げて、補修していきます。

この作業は、一般的には専門の業者さんが行うのですが・・・うちの大工さん達は
構造を熟知しているので、どうしたら無理なく持ち上げられるのか?など考えながら
作業してくれています。

木材の取り扱いは当然の如く、いつも考えながら作業しているので腐食箇所などあれば交換なども一緒に行います。
いろんな方から、社寺建築は何百年も耐久性があるんですよね~なんて言われるんですけど
住宅と社寺建築はメンテナンスの上では変わらないんですよ。

いつもうちの大工さん達は本当にいろいろと作業してくれるので本当に助かるんです。( ;∀;)

柱が空中に浮いている状態です。
木材やジャッキを使用して作業していきます。

石の中心には穴が空いてあって、その穴にはまるようにゆっくりと下げていきます。
ダボと言って柱の根元がズレないように取り付いていた木材が腐食して無くなっていたので
新しく交換も行いました。

ようやく元の状態に戻りました。
画像で見ているとすぐに終わったように見えますが、事前の段取りやら
微調整やらで、本当は何日も掛かるんですよ~(^^